公開日: 2020年1月5日 - 最終更新日:2020年1月6日

美容師の「労働時間」「休日日数」アンケート

古久根洋行
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美容室の数はコンビニよりも多いといわれていますが、そこで新たに美容師になろうという若者は年々減っているのは実感していると思います。

その背景には美容室自体の供給過多だけでなく、高い離職率が示す働く環境といわゆるグレーな働き方にあることは言うを待ちません。

美容師の離職率は1年目で約50%、3年目で約80%、10年目では約92%という高さです(厚生労働省2017年調査より)。意外にハードワーク、妊娠・出産後の職場復帰がしづらいといったことなども離職の理由に挙げられています。

そこで今回、美容業界で働くスタイリストに対して広くアンケートを実施。その結果と比較しながら、スヴェンソンではどんな働き方を実現できるかをご紹介します。

 

アンケート概要

期間:2019年5月1日~6月3日

対象:楽天BEAUTY導入サロンで働く美容師 

有効回答数:309 

Q4.一週間の労働時間(練習会含む)は?

 

 

一般的な規定労働時間にあてはめて週休二日で1日あたり8時間で計算すると、週の労働時間は40時間となりますがアンケートで最も多かったのは、週50〜60時間で全体の31%、次いで40~50時間の29%、60〜70時間でも18%と、やはり美容師の労働時間は長めという結果になっています。美容室の営業時間にありがちなのが10時~20時ですので、実際どうかは別として休憩時間60分を除くと毎日1時間残業し9時間労働となりそうです。週5日9時間で週45時間、週6日9時間で54時間となりこのゾーンにあてはまる人が最も多いのではないでしょうか。

スヴェンソンでは完全週休二日、1日の規定労働時間は8時間なので週の労働時間は40時間です。そして月の平均残業時間は月4.7時間ですので週に1時間ちょっと残業があるかなといった感じで週あたりは1時間と思ってもらえれば間違いありません。残業時間が少ないため、仕事の後には自分の時間がしっかり持てます。また、完全予約制で1か月前には予約が埋まっていますので、時間の管理が出来て休憩時間もしっかりととれることになります。

 

 

Q5.休日日数に対する満足度

 

アンケートを見ると、休日日数に対して不満、どちらともいえないを合わせると、約65%が満足していない状況がわかります。アシスタントであれば休日でもモデルハントをしたり、ジュニアスタイリストであれば集客のためにSNSを更新したり、講習会へ参加するなど休日に休めないという現状があります。

また、2019年に最低有給取得日数を義務付けられたのを受け、有給休暇の取得率を見てみました。日本全体での有給消化率50%に対して、美容業界の有給消化率は約37%と低くなっていますが、どう考えても一般的な美容室に勤務している美容師ではあり得ない数字のように思ってしまうのは私だけでしょうか。。。

 

スヴェンソン正社員の有給取得日数は8.1日とほぼ日本全体の平均と同等です。週休2日制で年間休日は119日に8日間有休を合わせると、なんと年間129日間も休日があることになります。また、スヴェンソンでは2018年から有給休暇をしっかり取れるよう有給取得率向上プログラム「LIVE MORE休暇(リブモア休暇)」という制度を開始し、年間最低4日間の計画有休をとらなければなりません。

⇒ 義務化を受けて現在は改定され「MORE ALIVE休暇」になり最低5日間の有休を計画的にとる必要があります。

 

 さいごに メリハリのある職場

予約枠は1か月先まで埋まっていますので、施術は時間内に終える必要があり、休憩時間はしっかりとれますが平日でもフルブッキング(といっても5名前後)です。

まったりしたぬるい職場ではなく、仕事と休日のメリハリある職場だと思っていただければ間違いありません。

 

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技術者採用担当:株式会社スヴェンソン 10年以上にわたり都内20店舗の美容室チェーンに勤務したのち、スヴェンソンに転職。現在は新規集客と、美容師・理容師の採用も担当しています。美容師ならではの不安を、スヴェンソンに転職して解消できるように情報発信していきます。
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